貧困率(「極度の貧困」にある人の割合)は目標に遠く及ばないものの、これまで順調に下がっていました。しかし、新型コロナウイルス感染症の問題が起きたため、ふたたび上がると予想されています。
貧困をなくして持続可能な社会に
世界には毎日の衣食住に困るほど貧しい生活をしている人がたくさんいます。世界の約10人に1人が、世界銀行が「極度の貧困」と定めた1日1.9ドル(約200円)未満で生活しています。
1日200円未満の生活を想像できますか?食べ物や飲み物だけでも大変ですが、電気・ガス・水道などに必要なお金もこれでまかなわなければならないのです。
お金がないと、食べ物や安全な水はもちろん、衛生的な家に住むこともできません。病気になっても病院へ行けませんし、子どもも十分な教育を受けられないでしょう。
SDGsでは、「貧困をなくす」ことが最初の目標にかかげられています。貧困は、持続可能な社会をつくるうえで最重要課題なのです。