【兵庫県】姫路城
江戸時代以前に建設された天守が残る現存12天守の一つ。
中堀以内のほとんどが特別史跡、建築物の8棟が国宝、74棟の各種建造物が重要文化財に、それぞれ指定されている姫路城。
関ヶ原の戦いの後に城主となった池田輝政によって大規模な城郭へ拡張されていきました。
春のお花見シーズンには、周辺の花見スポットをめぐる5つのコースがあり、春爛漫の姫路散策を楽しめます。
住所:兵庫県姫路市本町68
【北海道】松前公園
江戸時代に北前船の交易によって栄え、今も松前城など数々の史跡が残り、現在は桜の名所としても知られています。
約250種、1万本の桜が咲き誇り、1カ月以上にわたって様々な種類が楽しめるのが特徴。
城の北側には道内で唯一の寺町が広がっていて、1時間ほどあれば5つの寺を見てまわることができる散策コースがあります。
住所:北海道松前郡松前町松城
【長野県】上田城
徳川家の攻撃を二度とも防いだ難攻不落の城として有名な上田城。
戦国時代末期、1583年に真田昌幸が築城を開始。
現在は、本丸中枢に建造物はありませんが、周囲に4カ所の隅櫓跡が残るなど、周囲は見どころ満載。
約1000本の桜がかつての名城を埋め尽くすように咲き誇るため、春に散策するにはおすすめのお城です。
住所:長野県上田市二の丸
【群馬県】箕輪城跡
1590年に徳川家康が関東に入封した際、井伊直政に与えられたのが箕輪城。箕輪城の見どころは巨大な堀切。
南北約1,100メートル、面積約36ヘクタールもの広大なもので、城跡への入口が全部で7つあり、いずれも中央の見学コースにつながっています。
住所:群馬県高崎市箕郷町東明屋・ 箕郷町西明屋
【岩手県】盛岡城跡公園(岩手公園)
盛岡城は盛岡藩主南部氏の居城で、現在の盛岡市中心部にある丘陵に築城されました。
盛岡城と言えば、美しい花崗岩の石垣が特徴で、本丸、二ノ丸、三ノ丸とほぼ当時のまま現存されています。
その石垣と桜のコラボレーションがとても美しく、石垣を巡る道を散策しながら歴史を感じることができます。
住所:岩手県盛岡市内丸1-37
【豆知識】なぜ、城跡に桜の名所が多いの?
お城がまだお城としての役割を果たしていたとき、周りに桜は植えられていなかったといわれています。
お殿様の威厳を示すために美しい花は不要で、植えられていたのは松がメインだったそう。
松は縁起の良いことでも知られ、燃料や食料としても適していたそうです。
1873年に廃城令が発布されたことにより城の整備が課題に。幕末に桜の新種としてソメイヨシノが爆発的に流行したこと、手入れが比較的簡単だったことなどから、城跡に桜が植えられるようになったと言われています。